薬剤師として働きながら転職するには?詳しい方法を解説。
【周りにバレずに転職活動をするには】
あなたが薬剤師で転職を検討しているなら、一昔前ならハローワークに通って情報を得るという方法が基本でした。
しかし、この方法の場合、転職しようとしていることが周りにバレやすいという難点があります。
転職しようとしているということは、イコール現在の職場に不満を抱えているということなので、バレると働きにくくなるおそれもあります。
そこでおすすめしたいのが、転職サイトを使うという方法です。
薬剤師の転職サイトでは、会員登録をするだけで様々な求人を閲覧することが可能です。
さらに、複数の転職サイトに登録すれば、得られる求人情報も多くなります。
転職サイトはスマートフォンもしくはパソコンから利用できるため、転職を検討していることが周りにバレるおそれはありません。
密かに次の職場を探すことが可能です。
ただ、注意してほしいのは、転職サイトとやり取りをする際、職場には電話を掛けないようにしてもらうということです。
転職サイトによっては、少しでも早く転職活動を成功させるため、よい求人があったときに即座に連絡してくることがあります。
それ自体はありがたいことなのですが、職場に連絡をされると転職を検討していることがバレるおそれがあるので、転職サイトを利用する際は職場への連絡は避けてほしい旨を伝えておきましょう。
【働きながら転職する利点について】
薬剤師が、働きながら転職をすることには、いろいろな利点があります。
一つ目の利点は、「収入を心配する必要がない」。
現在の仕事を辞めてから転職するとなると、次の職場が見つかるまでは収入がない状態になるということです。
そして、予想以上に転職活動が長引くと、家賃などの支払いが困難になるおそれもあります。
二つ目の利点は、「妥協せずに転職先を探せる」。
上述のように、現在の仕事を辞めてから転職活動をするとなると収入がない状態になるので、生活面で影響が出てきます。
なかなか転職先が決まらないと焦りを感じ、結局希望とは違う条件の職場で働かざるをえないというケースもあるでしょう。
三つ目の利点は、「空白期間が生じない」。
現在の仕事を続けながら転職活動をする場合、有給休暇を使って面接の時間を取るなどの手間はかかりますが、「なぜ前の職場を辞めたのか」ということを訊かれるおそれは皆無です。
もし、一定以上の空白期間があると、転職活動をするうえで不利になるおそれもあるので、空白期間がないことはかなり有利になると言えます。
【転職にはどのくらいの時間が必要か】
一般的に、転職活動を始めてから、希望に沿った求人に応募して、面接して内定を受け、最終的に次の職場に入るまでの平均期間は、およそ3ヵ月とされています。
薬剤師であれば、全国どこでも需要は高いので、他の職業と比較すると、希望に沿った求人は見付けやすいと言えます。
その点においては、割と円滑に転職活動を進めやすい職業であることは間違いありません。
では、薬剤師の転職活動にかかる時間はどのくらいなのかというと、転職活動を始めてから内定を得るまでには、平均でおよそ1ヵ月とされています。
これは、あくまでも全体の平均であり、早ければ1週間で次の職場が見つかる人もいますし、1年くらいかかる人もいます。
早いケースの場合、調剤薬局やドラッグストアへの転職が多くなっています。
こういった職場は常態的に薬剤師が足りなくなっており、場合によっては面接の時点で即決されることすらあったりします。
一方、病院や製薬会社などの場合は、筆記試験や複数回の面接があったりするので、時間がかかりやすい傾向があります。
もし転職を検討しているなら、時間に余裕を持ち、筆記試験があることなども考慮したうえで準備を怠らないようにしましょう。